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雪印メグミルクのお料理レシピ
ホーム 本日のレシピ レシピランキング レシピ投稿 2010年9月11日 土曜日

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味な生活
─No. 8─
春を食べよう

 三月の声をきくとようやく風もぬるんできます。 淡雪残る土の中から萌えだすように顔を覗かせるふきのとう。その若々しい緑は私たちに早春の息吹を感じさせてくれます。

 野山に囲まれ、水辺も豊かな日本では万葉の昔から春の野で草を摘み、山の幸を味わってきました。昔の人々にとって緑に飢えた長い冬が過ぎ、春の野山から摘み出す大地の恵みは貴重なビタミン源だったのです。春の使者達は野趣に富み、種類も多彩。ふきのとうはその苦味と香りを楽しみ、てんぷらなどにして味わいます。

 山菜の王と呼ばれるのがタラの芽。刺だらけの幹に緑鮮やかな若芽はてんぷらやおひたし、グラタンに最高です。その姿が童(わらべ)のにぎりこぶしに似ているというわらび、くるくると銭を巻いたようなので銭巻がなまったぜんまい。これらも古くから親しまれてきた山菜です。煮付けや味噌あえ、山菜ご飯などにいいですね。世界中に自生していますが、食用にするのは日本だけなんだそうです。

 酢の物や味噌漬け、サラダにしてもおいしいウドは日本が原産です。江戸時代から栽培もされていますが、山の精気をたっぷり吸い込んで育った野生のウドは猛々しく香気も豊か。風もないのに独り揺れるから独活(うど)と書くんだそうです。匂いが強烈なかわりに精もうんとつくのが、ネギの仲間の行者にんにく。名前の通り山奥で修行に励む行者達の強壮薬だったとか。酢味噌和えでよく食べますが、バターで炒めカルボナーラ仕立てでパスタにからめてもなかなかおいしい。

 季節感が薄れゆく現代の食卓。自然がくれた春ならではの味覚を大切にしたいものです。

Written by S . Ishiwata
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