|
春の陽をいっぱいに浴びて育ったみずみずしいキャベツが、スーパーや八百屋さんの店先に積まれています。キャベツはビタミンCが豊富で、良質な植物性タンパク質やカルシウムにも富み、胃腸障害に効力があるビタミンUなどを含んでいます。
キャベツは国内生産量・消費量共に大変多く、一年にひとり15kg前後も食べているそうですが、そのわりに「今夜のおかずはキャベツよ」なんて会話があまり聞かれないのは、やはりトンカツやコロッケたちを引き立てる地味な役まわりが多いせいでしょうか。 たまには主役として、じっくりと味わってやりたいものであります。
キャベツは緑が濃く多少そり返り気味の元気な外葉がついているものが鮮度が良く、持ってみて重量感があるほど身もしまっています。
今出回っている春キャベツは巻きが固い冬キャベツにくらべて葉もやわらかく、ほんのりと甘みがあって生で食べるのがイチバン。新鮮なキャベツは春のひだまりのような味がします。
例えば、ザクザクとたっぷり刻んでドレッシングやチーズを混ぜ合わせるだけのシンプルなサラダなどもよし。少し気取ってキャベツのワイン煮込みもおすすめです。2cm幅に切ったキャベツを軽く茹でてからバターでさっと炒め、白ワイン、酢、刻んだ固形スープ、塩、水を加えて煮るだけ。お好みでパプリカをふって出来上がりです。
ところで、キャベツは仏語でシュー(chou)。なるほどシュークリームはキャベツに形が似ています。ちなみに恋人の耳元で「モン・シュー(私のキャベツちゃん)」とささやけば、それは「可愛いおまえ」ってことなんだそうです。
|