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夕暮れ時の帰り道、商店街の肉屋さんから漂ってくる、ホックリと香ばしいような、揚げたてコロッケの匂い。
誰しも覚えのある懐かしい匂いではないでしょうか。カレーライスやトンカツのように、コロッケも日本で独自の発展を遂げた、親しみ満点の洋食メニューです。
そもそもコロッケはフランスの家庭料理「クロケット」に由来します。 クロケットは肉を刻んで他の料理とあわせて形を整え、小麦粉、溶き卵、パン粉をつけて揚げたもの。具のバリエーションも多様です。
さて、日本のコロッケは何といっても、ほくほくジャガイモに炒めた挽き肉とタマネギを合わせ、パン粉でさくっと揚げるポテトコロッケが基本。これに千切りキャベツをザンと添え、ウスターソースで食べるに限ります。
子どもの頃に「♪今日もコロッケ、明日もコロッケ・・・」という歌を聴いた記憶がありますが、ものの本によると、この歌は大正時代に浅草オペラの中で歌われ、大ヒットした「コロッケー」という歌だそうです。 この時すでに、北海道ではホクホクの男爵いもが生産され、英国ウスター地方が発祥というウスターソースも、日本流にまろやかな味となって登場しています。
こうした下地やこの歌のヒットで、日本のコロッケは庶民の食卓に一気に広まったのではないかと思われます。
ところでイタリアの家庭では、ポテトならぬご飯を丸めて衣で揚げたライスコロッケを良く食べるそうです。そもそも残りもののリゾットを利用したのが始まりとか。 リゾットにモツァレラなどチーズを加えて丸く揚げるとぐっと豪華に。 こちらも一度お試しください。
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