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雪印メグミルクのお料理レシピ
ホーム 本日のレシピ レシピランキング レシピ投稿 2010年9月9日 木曜日

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味な生活
─No. 38─
日本人にはそばがある。

 ゆく年や 蕎麦にかけたる 海苔の艶  万太郎

 年越しにそばを食べる習いは、寿命と家運がそばのように末永く延びることを願ってのこと。あわただしい年の瀬には、賄いの手間もはぶけて一挙両得です。

 そばは鉄分やビタミン、たんぱく質に富み、しかも成長が早くやせた土地でもよく育つ、願ったり叶ったりの作物で、千ニ、三百年前にはすでに日本各地で作られていたようです。ぞくに「そばは三たて」といって、ひきたて、打ちたて、茹でたてがうまいといいます。のどごしよろしく、つつーっとかきこむ。
江戸の昔からそばはイキでいなせな食べ物として人気がありました。

 今のように手打ちにして細長く「そば切り」にした食べ方は江戸、大阪などの大都市や街道筋の茶店を中心に広まったもので、他にはそば粉を練って丸めて囲炉裏で焼いたり、そば粉に熱湯を注いでかき回し醤油などをかけて食べる「そばがき」が一般的だったようです。

 「そば切り」はもっぱら汁につけて食べるものでしたが、元禄の頃になると汁をそばにかけて食べるのがはやりだしました。これが「ぶっかけそば切り」。
寒い季節には熱い汁になり、今で言うかけそばの誕生です。

 そばはもちろん日本以外でも栽培されていて、粥や雑炊風にしたりクレープに焼いたりして食べます。「そば切り」こそは日本独自の大発明で、細く長い「そば」無くしては、江戸っ子といわずともさぞや物足りないことでしょうね。

 さて、何かと騒がしかったこの一年も、はや師走。
せめてはおいしいそばを食べながら良い年を迎えたいものであります。

Written by S . Ishiwata
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