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今、あなたのまわりで風邪気味の人はいませんか。
一月の東京の平均気温はずっと北に位置するロンドン並みに低く、湿度は約50%とカラカラに乾いています。風邪のウィルスは、そんな冬の寒さと乾燥した空気が大好きです。たかが風邪、と甘くみてはいけません。
二十世紀初めに世界的に大流行したスペイン風邪では、実に二千万もの人が命を落としたそうです。いまだに特効薬はなく、しかも風邪は万病のもととか。特にお年寄りや乳幼児は、こじらせて肺炎になるケースも多いので用心しましょう。
さて、風邪に負けないためには規則正しい生活を心掛けたいもの。人込みはなるべく避け、睡眠を充分にとり、うがいの習慣をつけること。そして栄養をしっかりとることです。
風邪のウィルスは弱った鼻やのどの粘膜から侵入してきますが、粘膜を健康な状態に保つには緑黄色野菜などに豊富なビタミンAの働きが欠かせません。また、たんぱく質やビタミンCも、ウィルスに対する抵抗力を強めてくれます。これらを中心に栄養バランスの良い食生活を心掛けることが、風邪の予防につながるのです。冬の間はおやつがわりにミカンをよく食べたり、野菜や魚をたっぷり使った体の温まる鍋物の機会が増えますが、これもなかなか理にかなった食習慣といえるでしょう。
また、良質のたんぱく質やミネラル分の宝庫、牛乳やチーズなどの乳製品も毎日習慣づけてとるようにするといいですね。毎晩寝る前の温かい牛乳も立派な風邪の予防策。カルシウムの働きで神経も休まり、体も温まってぐっすりと眠れます。
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